サイト設定で表示されるMainSubの意味
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【Main】と【Sub】はコアサーバーのドメインのタイプの違いです。【Main】ドメインが public_html を管理して、【Sub】ドメインが公開用のドメインになっています。
XREAでもMainSubは共通です。
コアサーバーのディレクトリ
コアサーバーでアカウントを作るとサーバー内にスペースが割り当てられ、そのスペース内には役割に合わせていくつかのディレクトリがあります。ディレクトリとは、サーバー内のスペースを区切ったもので、パソコンのファイル管理に用いるフォルダと同じです。
- public_html
- インターネットに公開するデータを入れておく
- Maildir
- 電子メールのデータが入る(直接内容を読むことは不可)
- log
- サイトへのアクセス記録が入る
- _db_dump
- WordPressのデータベースのバックアップが入る
public_html ディレクトリ
このディレクトリにデータを置くとインターネットに公開されます(ネット経由でアクセスできるデータになる)。
サイト設定の「サイト設定の新規作成」をおこなうと、そのドメイン専用のディレクトリが public_html ディレクトリ内に作成されます。
上記のサイト一覧のディレクトリをファイルマネージャーで見たものが下図です。それぞれのドメイン名のディレクトリは、そのドメインで公開するためのサーバースペースとなります。
.fast-cgi-bin, log ディレクトリはサーバー関係ファイルが収められたディレクトリです。
【Main】と【Sub】
public_html ディレクトリ全体を【Main】ドメインで管理しています。その中にあるディレクトリが【Sub】ドメインです。
新コントロールパネルのサイト一覧だと、【Main】と【Sub】がそのまま並んでいて意味がわかりづらく、コアサーバーを初めて使う人は「サイト一覧でドメインに表示されているMainとSubって何?」と感じるかもなぁとおもってこの記事を書いてみました。
うまく説明できているだろうかと心配ですが、要は【Main】は public_html の管理用ドメイン、【Sub】は公開用ドメインということです。そして、【Main】の管理用ドメインにはサーバーアカウント(コアサーバーのアカウント:user.xxx.coreserver.jp)が使用されています。
公開ドメイン(URL)について
public_html ディレクトリ全体はインターネットでアクセスできる場所です。
public_html ディレクトリにデータを置くと、【Main】に設定したドメイン(初期設定では user.xxx.coreserver.jp)での公開になり、public_html内に作成されたディレクトリにデータを置くと【Sub】ドメインでの公開になります。
つまり、user.xxx.coreserver.jp で公開するものは public_html(public_html 内のディレクトリ以外のスペース) にデータを置いておくことになりますが、後述する理由でこのドメインでの公開はおすすめしません。
XREAでは意味があるが……
無料レンタルサーバーのXREAでは、【Main】にXREAアカウントの(user.xxx.xrea.com)を設定してウェブサイトにすると、ドメイン代が掛かることなく完全無料でウェブサイトの公開ができます。
しかし、コアサーバーなら無料で使えるコアサーバー提供のサブドメインがあり、public_html に設定したドメインには SSL 設定もできないので、コアサーバーのアカウント(user.xxx.coreserver.jp)で公開するメリットはありません。